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思い出に残るお客様

小嶋屋は年間、乾麺、生蕎麦とも、相当な量を全国のお客様へ発送していますが、何年か前の冬、思いがけない事件が発生しました。

東京八王子にお住まいのお客様のお宅に届くはずの生蕎麦が、間違えて静岡に配達されてしまいました。運送会社から連絡があったのが昼の12時、そして電話を受けた者から小嶋屋代表の私に報告があったのは午後2時でした。最初から2時間も対応が遅れてしまいました。

お客様からも直接「夕方6時に間に合うように注文したのに、まだ着いていないがどうした。」とのご苦情がありました。運送会社とやり取りしているうちに、時間は過ぎて行くばかりです。お客様はその日の夕方に大切なお客様があり、お蕎麦を召し上がっていただくため注文をして下さっていたのです。

運送会社に対策をお願いしても拉致があかないので、急きょ私が蕎麦を持って東京のお客様宅にお詫びにお伺いすることにしました。新幹線は1時間に1本しかなく、十日町から八王子までどうみても最低4時間はかかります。午後4時に十日町を出て、お客様の自宅に着いたのが、夜の8時でした。すでに、大切なお客様も帰られた後でしたが、私はお客様宅でお蕎麦を茹で、召し上がって頂きました。

それからの帰宅ですから、もう電車はありません。私は新宿のホテルに泊まり、次の日に十日町に戻りました。完全に私共の不手際にもかかわらず、それ以降もお客様には何度もご注文を頂き、当店の大切な顧客としてお付き合い頂いていております。

また、こんな事もありました。10年ほど前、まだクール宅配便などがない時代のことです。

東京から電話があり、お蕎麦をJR越後湯沢駅に届けてほしいとのことでした。理由を伺うと、御尊父様が死の床に伏しておられるにもかかわらず、もう一度小嶋屋の蕎麦を召し上がりたいとのこと。

早速湯沢駅までお届け致しました。お取り込み中のことでしたから、お名前を伺いする機会もなかったのですが、今でも忘れられない思い出となっております。改めてご冥福をお祈り致します。

「結」 - 御贈答に最適な小嶋屋乾麺の最高級品

「織」 - お手軽なご家庭用の小嶋屋そばとうどん

「生そば」 - お店のへぎそばそのものです